七尾・高階地区コミセンに苗38000株
七尾市のたかしな地区活性化協議会が、高階地区コミュニティセンター(旧高階小学校)を地域のにぎわいづくりの拠点にしようと、活動を進めている。三、四日には住民らとグラウンドに芝の苗を植え、親子連れらも利用しやすい環境を整える。宮崎吉春会長(72)は「地元の皆さんに、どんどん使ってもらえる場所にしたい」と意気込む。 (稲垣達成)
芝の苗植えは、日本サッカー協会(JFA)が二〇〇八年度から取り組む芝生化推進事業。全国の都道府県サッカー協会や自治体などに芝の苗を無償提供し、グラウンドの緑化を支援している。七尾市サッカー協会が協力し、六月末に芝のポット苗三万八千株が届いた。協会の中村勇会長(67)は「地域活性化に貢献できれば。子どもたちがはしゃいでくれたらうれしいね」と話す。
グラウンドは約八千五百平方メートル。放課後児童クラブの児童が遊んだり、高齢者がグラウンドゴルフを楽しんだりしている。宮崎さんは「芝はクッションの役割もあり、転んだときのけがを防げるほか、砂ぼこりも舞わなくなる。子育て世代にも使ってほしい」と期待を寄せる。
協議会はグラウンドだけでなく、コミセン全体の魅力向上にも努める。「いつでもカフェ」と銘打ち、住民らがコーヒー片手に、おしゃべりを楽しめる空間を設けるアイデアも。宮崎さんは「イベントがないときも、コミセンに来るきっかけになれば」と語る。
これまでも車内での映画観賞やビアガーデンなど多彩な催しを企画してきた。宮崎さんは「芝生の上で寝っ転がりながら、映画を見られたら最高ですね」と話している。芝の苗植えは新型コロナウイルス感染防止のため、人数を制限して開催する。
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