
中国とロシアは、月の観測や月面探査を行う新たな研究拠点の建設に向けて協力することで合意し、アメリカが主導し日本も参加する国際的な月探査計画に対抗するねらいがあるものとみられます。
ロシアの宇宙開発公社ロスコスモスは9日、中国国家宇宙局とオンラインの会議を開き、月の観測や月面探査を行う新たな研究拠点「国際月科学ステーション」の建設に向けて、両国が協力することで合意し、覚書を交わしたと発表しました。
ロスコスモスによりますと「国際月科学ステーション」は、月面か、月を回る軌道上、あるいはその両方に建設する計画で、将来、人が月に滞在することも視野に入れた技術研究を進めるということです。
月の探査をめぐっては、アメリカが主導する国際的な月探査計画「アルテミス計画」に日本やヨーロッパの国々が参加していて、2024年までに宇宙飛行士を月面に着陸させることなどを目指しています。
一方、ロシアや中国は「アルテミス計画」には参加せず、それぞれ独自の宇宙開発計画を進めており、今回の合意によって技術研究を加速させ、「アルテミス計画」に対抗するねらいがあるものとみられます。
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