特設ブースで収録する学生ら＝彦根市の県立大で
国連の提唱する「持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）」を県立大（彦根市）の学生がラジオで発信する番組「ちかくｄｅと〜くでＳＤＧｓ！」の公開収録が二十七日、始まった。初回は大学交流センター内に設けた特設ブースから、学内での取り組みなどを紹介。ＳＤＧｓをより身近に感じてもらえる情報をリスナーに届ける。 （稲垣遥謹）
番組制作は主に二年生以上が受講する授業「地域デザインＤ」の一環。学生がＳＤＧｓについて学ぶとともに、パーソナリティーを務めることで「聞く」「話す」「伝える」というコミュニケーション能力を磨いてもらう。放送には同市立花町のコミュニティーＦＭ局「エフエムひこねコミュニティ放送」が協力する。
学生が企画から、ゲストの出演交渉、制作、出演までを務める。ラジオ番組をするのは初の試みで、学生たちは十月からプロのパーソナリティーに話し方や心構え、エフエムひこねの小幡善彦社長（５６）から制作手順などを学んだ。
番組の節目に挿入される音楽は、音楽が趣味の工学部・秋山毅准教授と、同大工学研究科二年の小山奈津季さん（２４）が手掛けた。ギターやオルガンなどで奏でるシンプルな音楽と小山さんの歌声で放送を彩る...
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