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Wednesday, June 3, 2020

「トラベルバブル(近隣の域内旅行)」構想は成功するか? 世界各国での旅行再開のリスクを考えた【外電】(トラベルボイス) - Yahoo!ニュース

海外旅行が再びできるようになるのはいつなのか、誰もが注目している。だが「トラベルバブル(近隣の域内旅行)」構想に見られるように、再開の動きは世界同時ではなく、地域によってかなり差があるかもしれない。最初に旅行者を迎えられるのはどこなのだろか――? 最近、明るい兆しを必死に探している旅行観光産業界で、注目を集めているのが、いわゆる「トラベルバブル」構想だ。 トラベルバブルとは、社会的、経済的に結びつきの強い隣国が、ひとつの大きなバブル(泡)の中に入り、その枠組みの中で新型コロナ感染を防止しつつ、旅行の選択肢の幅を広げること。 ニュージーランドとオーストラリアの間で検討中のアイデアで、要は、隣接する国や地域どうしがどちらもコロナ感染者数を抑え込めている、もしくは最初から感染拡大がなかった場合に限り、国内旅行に続き、相互の国境をまたぐ往来も認めるというものだ。到着後の隔離義務は不要で、自由に旅行できるようになる。 両国の場合、タスマン海をまたぐ「トランス・タスマン・バブル」を形成することになるが、同じような動きが欧州でも始まっている。オーストリア、イスラエル、チェコ、デンマーク、ギリシアの間で、同様の安全圏を設定する話が進んでいるほか、バルト3国のリトアニア、エストニア、ラトビア間では、すでに5月15日にバブルが設定された。 理論上は、理に叶っているが、実際にこのアイデアを現場で運用するとなると、おそろしく複雑そうだ。政治的な思惑に左右されるリスクもはらんでいる。バブル圏を形成する国の間には、お互いの仕事ぶりに対する非常に高いレベルでの信頼関係と、警戒を怠らない姿勢が必要だ。うまくいかなかった場合、国境開放による感染の第二波とロックダウンを招き、経済回復とは程遠い状況に陥ることになる。

最初に動くのは誰か?

アジア情勢に詳しい観光・消費者アナリストのギャリー・バウアーマン氏は、旅行のリバウンド需要が「政治と密接に絡んだ問題」になると指摘している。以下は、同氏がLinkedInで公開した内容だ。 「今のところ、お互いの状況を注視しつつ、誰かが動き出すのを待っている国がほとんどだ。オーストラリアとニュージーランドは、比較的、導入の条件が整っていると言える。どちらも(他の大陸から)遠く離れた島国なので、相互に限定して国境を開放しやすい」とバウアーマン氏。だが「他の国々の場合、状況を慎重に見極める必要がある。ウイルス感染拡大が最初に起きたアジア太平洋地域から、まず動き出すのではないか」(同氏)との見方だ。 過去にSARSやMERSを経験しているうえ、もともと信頼関係や緊密なつながりがあること、世界の他の地域と比較すると、感染拡大における危機管理について全般的に政府がうまく対処したことも理由に挙げている。SARS流行時と比べると、現在はアジア域内における観光目的の旅行やビジネス渡航は格段に増えた。よって、ロングホール(長距離)の旅行がしばらく難しい場合でも、近隣域内での旅行が可能になるなら大きな前進だ。 「ロングホールの旅行については、現段階では未知数だ。消費者が安心して長時間のフライトに乗り、遠くまで旅行したいと思うかどうか、まだ分からない」とバウアーマン氏。「一部の国では、国内旅行が解禁になるので、まずそこで問題が起きないかどうかが重要だ。その後、バブルとか地域間の戦略的パートナーシップとか、エリアを限定するという選択肢を検討するのが、これから数か月間の動きになると思う」。

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June 03, 2020 at 07:39PM
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