新型コロナウイルス感染拡大の影響で、栃木県内公立中学校の約9割が修学旅行を8月中旬以降に延期していることが2日までに下野新聞社の調べで分かった。「中止するのは簡単だが、思い出深い行事に生徒を参加させてあげたい」と、一部では移動時の感染リスクなどを考慮し京都・奈良から東北方面へ行き先を変更する動きも。しかしコロナ収束の先行きが見えない中、旅行先での感染対策、年明けに控えた高校入試との兼ね合いなど、実施への課題は山積している。
本県の公立中学校の修学旅行はほとんどが4~6月で、全校が京都・奈良方面を訪ねる。
しかし本年度は県内公立中157校中137校が新型コロナへの対策に配慮し、8月中旬~12月に延期を決定した。県立校など従来から秋に実施予定の14校は予定を変更せず、1校は3年生が在籍しないため実施しない。5校は検討中だ。
下野市石橋中は5月23~25日に予定していた修学旅行を10月28~30日に延期し、行き先を京都・奈良から青森・岩手に変更した。
同校は同市内で最も在校生数が多く、3年生は212人。京都へ向かうためにはJR石橋駅と小山駅、東京駅で在来線と新幹線の利用や乗り継ぎが必要で、大人数での移動に伴う感染リスクを避けた格好だ。
旅行中は公共交通機関を避け、クラス単位のバス移動で世界遺産の中尊寺金色堂(岩手)などを巡る。坂口修(さかぐちおさむ)校長は「神社仏閣がたくさんある京都、奈良に行かせてあげたかったが、子どもたちの安心と安全を第一に考えた」と話している。
このほか2日時点で少なくとも13校が東北方面を視野に検討を進めている。
一方、行き先は京都・奈良方面のままで5月から9月に延期した日光市大沢中の上祢政夫(かみねまさお)校長は、同時期に修学旅行生が全国から集中することを懸念。「京都駅や観光地など、行った先での『密』が心配。今後の状況では変更もありうる」と頭を悩ませている。
また矢板市教委によると、管内の中学校の一部では秋に延期したものの、卒業式後の来年3月へ再延期することが検討されている。
臨時休校の影響で、多くの学校が逼迫(ひっぱく)している授業時間数の確保や文化祭などの学校行事、入試準備などとのはざまで調整に苦慮している。
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June 03, 2020 at 06:29AM
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