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Wednesday, June 10, 2020

沖縄旅行の費用補助に予約殺到 沖縄県の予算5億円 6月中にも使い切る勢い - 沖縄タイムス

 県民向けに県内旅行を助成する県の事業「おきなわ彩発見キャンペーン」が人気を集めている。5日の発売から10日までの5日間で、すでに予約が殺到。県は予算5億円を措置し、期限を7月末と想定していたが、6月中に使い切る可能性があるほどの盛況ぶりだ。一方で、事業の対象外の格安宿泊施設や、流行商品に組み込まれていない観光施設には恩恵が行き渡っていない。「“彩り”を発見してもらえない事業者がたくさんある」と支援を求める声もある。(政経部・川野百合子)

予約が好調な「おきなわ彩発見キャンペーン」を紹介する特設サイト

予約が好調な「おきなわ彩発見キャンペーン」を紹介する特設サイト

 事務局の沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)によると、対象プランを販売できる旅行社として、9日時点で35社が参加しており、業界の注目度の高さがうかがえる。人気の要因は、自粛ストレスの反動と、普段は泊まれない高級ホテルを割安で利用できるお得感だ。

 事業は県が1旅行社に1千万円、などの枠を分配し、旅行社がキャンペーン商品を造成・販売する。すでに配分された枠分を販売し切った旅行社もある。

 日本旅行業協会の與座嘉博沖縄支部長は「短期間に申し込みが集中し、顧客へのコールバックや返信が間に合わない状況もある」と説明する。

 雇用調整助成金を申請中で人繰りが不足している旅行社もあり、各社が対応に追われているという。

 県の担当者は「販売額は、かなりのハイペース。このままいけば6月中に5億円に達する可能性もある」と手応えを強調している。

■低価格施設「恩恵ない」

 観光施設や地域の小規模宿泊施設からは、不満の声も上がっている。補助の適用は6千円以上の宿泊付きプランが条件。低価格帯の宿泊施設や、オプションとして扱われる観光施設は「恩恵を受けるのはかなり狭い範囲。自粛に協力したのに支援が一切ない」と、冷ややかに見ている。

 購入する県民にとっては、高級ホテルの割安感が大きい。低価格の宿泊施設や地域の宿泊施設にとっては要件の下限額がネックになっている。県の事業発表から発売まで2日しかなかったことも、旅行社が販売するプランの偏りや、事業周知の足かせになっている。

 本島北部の簡易宿泊所は素泊まりで一人3千円以内と、低価格が売りだ。開業して8年目。自粛から再開した直後、キャンペーンのあおりを受けて予約が3件キャンセルされた。

 代表は「県は『付加価値を付けて』と言うが、安いから稼働できた。宿泊代より高い食事を付けて売れるはずがない」と頭を抱える。「休業補償の対象にもならず、救済もない。昨年は7~8月で200万~300万円売り上げたが、今年は見通しが立たない。アパートへの事業転換も検討する」と明かす。

 観光施設の代表者は「発表から販売まで時間が短すぎる突貫事業。時期や金額の詰めなど制度設計が不十分だ」と批判する。「オプションではなく、チケットを買い取って配るなどの具体的な支援をしてほしい」と要望した。

 県にも同様の声が寄せられている。担当者は「事業の趣旨は地域活性化。旅行社には、さまざまなプランの造成をお願いしている」と説明した。

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