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Monday, April 27, 2020

韓国文政権、南北協力を再始動 首脳会談から2年 - 日本経済新聞

【ソウル=鈴木壮太郎】南北首脳会談から2周年を迎えた27日、韓国政府は南北の軍事境界線がある江原道高城郡で、将来の南北鉄道連結をにらんだ韓国側の「東海北部線」建設を推進する記念式典を開いた。南北の鉄道連結は国連の対北朝鮮制裁に抵触するため現時点ではできないが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「制約があってもできることを探し、絶えず実践していく」と協力再始動へ意欲を示した。

韓国政府が27日開催した「東海北部線」推進の記念式典(江原道高城郡)

韓国政府が27日開催した「東海北部線」推進の記念式典(江原道高城郡)

同線は南北出入事務所がある猪津駅から南江陵駅を結ぶ110.9キロメートルの区間で、総事業費は2兆8520億ウォン(約2500億円)。2021年末の着工をめざす。

1967年に廃線となったが、2000年の南北会談で南北の鉄道連結で合意。2018年の南北首脳会談でも再確認されたことで、復元の方針が決まった。

韓国の日本海側は鉄道敷設が遅れていたが、韓国第2の都市である釜山から江陵までは22年までに順次開通する。東海北部線が完成し、南北の鉄道連結が実現すれば、釜山からウラジオストクを経て、シベリア鉄道で欧州につながる大動脈になるとの青写真を描く。

18年の南北首脳会談で文氏と金正恩(キム・ジョンウン)委員長が署名した「板門店宣言」では朝鮮半島の完全な非核化や18年内の朝鮮戦争の終戦宣言、南北の鉄道連結などが盛りこまれた。ただ、その後の米朝首脳会談の決裂もあって多くは実現しておらず、金正恩氏は韓国への不信感を募らせているとされる。

文氏は27日、「板門店宣言の実践が進まないのは我々の意志が足りないからではない。国際的な制約を越えられないからだ」と悔しさをにじませた。

その上で「最も現実的で実践的な南北協力の道を探っていく。新型コロナウイルスの危機は南北協力の新たな機会になる可能性がある」と指摘。新型コロナ感染が広がっているとされる北朝鮮への防疫協力をテコに、南北関係を改善させたい考えを示した。

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