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Sunday, March 1, 2020

「何とか預けられそう」「実家と協力しながら」臨時休校、不安なスタート - 神戸新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府が打ち出した小中高校などの臨時休校が2日、兵庫県の姫路市や加古川市、三田市で始まった。通学路からは子どもたちの姿が消え、共働きやひとり親家庭の小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)は朝から対応に追われた。

 政府は全国の学校に対し、3月2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう要請。神戸市などは1日遅れの3日から始める。1日夜には、県内で初めて西宮市の40代男性が感染確認され、関係者らは警戒感を強めた。

 姫路市では、午前8時半から市内の全小学校で学童保育を実施。市中心部の城陽小学校内の学童保育には、出勤前の保護者が車や自転車で次々と立ち寄り、子どもを預けていった。

 運送会社に勤めるシングルファーザーの男性(40)は、同小2年の息子(8)と、開所前から待機。「何とか預けられそうでよかった」と胸をなで下ろした。

 ただ、通常の出勤は学童保育が開く前の午前8時。今後、仕事を休むことを余儀なくされる可能性もあり、「収入面が心配」とため息をつく。

 朝からにぎわう学童保育と対照的に、隣接する校舎はひっそり。佐藤弘幸校長は「突然休校が決まった先週、6年生は名残惜しそうに下校していった。卒業までの3週間で思い出をつくってほしかったが、感染防止には思い切った判断も必要」と話した。

 加古川市では、市内78カ所の学童保育で2日までに職員確保が間に合わず、3日朝から受け入れることを決めた。小学生の一人息子がいる同市のパート店員の女性(38)は「休校決定が急だったので困った」という。

 息子は普段、放課後を学童保育で過ごすが、加古川市では受け入れの見通しが立たず、2日は姫路の実家に預けることに。「夫や実家と協力しながら乗り越えられたらいいけど…」と、不安そうな表情だった。

 三田市では、教職員らが休校中の児童の学習や健康管理などの対応に追われた。午前9時すぎ、市立けやき台小学校では学年主任ら11人が会議を開催。保護者に来てもらって宿題を手渡すほか、家庭訪問をして健康状態を確認するなどの方針を固めた。

 学童保育には70人が登録するが、指導員が不足する可能性があり、教員でサポートする。2日は児童約30人が体育館に集合し、3グループに分かれて教室へ。席の間隔を空けて座り、部屋を換気するなどして感染予防に気を配った。

 福井博行校長(57)は「子どもたちの健康や学力を第一に考えたい」と話した。

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