大手就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京)が、サイトに登録した学生の「内定を辞退する確率」を人工知能(AI)で予測し、企業に販売していたことが1日、わかった。同社は、登録時の規約で学生の同意を得ていたと説明しているが、7月上旬、政府の個人情報保護委員会から、学生への説明が分かりにくいとの指摘を受けたことなどから、同31日に販売を一時休止した。
同社によると、リクナビには毎年約80万人の学生が登録。学生は企業の採用情報を閲覧したり、サイトを通じて企業に書類を提出したりしている。
同社は2018年から、学生がサイト内でどの企業のページを閲覧したか、記録を収集。これをAIに分析させ、学生の「選考や内定を辞退する確率」を5段階で予測し、個人ごとに予測したデータを38社に販売したという。
個人情報保護法では、個人情報の外部への提供には本人の同意が義務付けられている。リクナビは学生が登録する際、閲覧した記録の分析結果などは企業に情報提供されることがあるものの、選考に使われることはない、とする規約を表示し、同意ボタンを押させていた。
2019-08-01 13:46:00Z
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0801/ym_190801_6118906729.html
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